ふるさと納税上限額計算シート公開 陸マイラーのためのふるさと納税講座②

2017年11月9日

昨日のエントリーに引き続きふるさと納税のお話。
上限額をどう正確に算出するか、というのが残った課題だったよね。

こんな感じで上限早見表があったりもするけど、これはちょっとアバウト。
安全圏でふるさと納税するなら、ここに記載の額よりも抑えてやればOK。
限界までやりたい!って人は自分で計算する必要がある。
でどうやってやるかというと、これは方程式を解くだけで簡単に導きだせる。

前回のおさらいだけど、ふるさと納税による控除は、寄付金額から2,000円引いて、その残りについて、
①所得税の税率分
②住民税の通常分(10%)
③住民税の特例分(100%-(①+②の税率))
が各税金から控除される。
サラリーマンでワンストップ特例利用者は①の分も住民税から引かれるでした。
図式化するとこんな感じね。エクセルで作ってSnipping Toolで画像化したからちょいと見づらいかも。
で、この③の最大値が住民税所得割の2割と一致することになるから、
逆に住民税所得割の2割を③の率で割り戻して2,000円を足すと上限額が出るってわけ。

ただし、もう一つ理解しておかなければならないのは、今年(2017年)のふるさと納税の上限は、今年(2017年)の所得・控除から算出される住民税所得割ベースで計算することになるということ。
つまり金額確定は、未来の話。
なのに税金の計算期間はあくまでも暦年だから、今、ふるさと納税額を決めないといけない。
今年はまだ終わってないから計算できない!っていう矛盾に陥ることになる。

とすると方法は二つ。だいたいの予想で出すか、年末まで待つか。
だいたいの予想で出したい人は、今、天引きされている住民税の税額通知・あるいは源泉徴収票を見て考える。去年と今年で収入・控除がほとんど同じということを前提でね。
これなら、各ふるさと納税サイトのシミュレーションで算定することが可能。

もう一つは、年末まで待つ。厳密には、12月の給与と冬のボーナスが出たら年間の額が確定できるから、このタイミングで計算して、寄付先の自治体が締め切る前に駆け込みでふるさと納税する。

しかし、源泉徴収票は年明けてから配布だろうし、住民税の通知はもっと先の話…。
で、ふりだしに戻って、自分の所得割の2割は一体いくらなんだ???
なんか、もう終了っていうか、どこが簡単に算出できるんだ!って苦情が聞こえる展開になってきたな。。。

そこで、自分が勉強用に作成したふるさと納税上限額計算シートをお貸ししましょう。
                 ↑クリックして、保存してね。
当然、再配布は禁止ね。勉強用だし。間違っても責任は取れない。利用は自己責任でよろしく。
スマホで閲覧している人もいると思うが、これはPCで開いてね。
あとは今年1月からの給与明細を用意すべし。これらを入力していくと…出る。上限額が出る。(E46の黄色のセル)
入力するのは水色のセルね。例外的に配偶者特別控除のところは緑色にしてある。該当する人はここも。
年末まで待てないという人も、今の時期なら10月までの給料は出てるから、11月分からを予想で入れてもある程度の精度になるっしょ。

作り的には、一般的なサラリーマンなら非課税所得は通勤手当ぐらいのハズなので、そこだけ引くようにした。もし他にもあるようなら、通勤手当の所に加算してくれ。
厚生年金と健康保険(+介護保険)、あとは雇用保険料が社会保険料ね。iDeCoとか小規模共済扱いのものがある人は社会保険料に足してね。

住宅ローン控除も考慮してないけど、所得税で全額使いきれる人は問題なし。
所得税では使い切れないけど、住民税までいけば使い切れる人もおおよそ問題なし。
使い切れない人はまぁふるさと納税なんて考えない方がいいよ、かな。
この辺はケースバイケースだ。

ちなみに、収入が180万円いかない人は考慮していない。
それぐらいの金額の人だと、上限額が返礼品もらえるだけの金額にならない可能性が高い。
例えば年収150万円で何も控除がないとしても上限額は1万円いかない。
かろうじて、5,000円の寄付でもらえる何か1つってところかな。
もし、控除が何かあれば当然上限額は下がるし、場合によっては非課税になるからふるさと納税する原資が出ない。
逆に所得税率が33%超えるような人も対象外。そういう人は自分でやらなくても金払って税理士や独立系FPにでも相談すればいいだろう。
一族郎党みんな自分が扶養してますとか、そういうのも考慮外。まぁ家来はそもそも扶養親族にはできないけどな。フィリピンに扶養親族が10人以上いるとかもね。海外親族の扶養認定は厳しくなったから、そういう人はあんまりいないか。

以上、参考になったかどうかわからないが、上限額の計算方法でした!